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SDGs

SDGsへの取り組み

持続可能な開発目標ってなに?

100年後・200年後を見つめる、あがらと視点のSDGs<

Dew Roseの栽培・製造・販売を行う「あがらと」が目指すのは、100年後・200年後にもつながる、永続的発展。2014年にスタートしたこのプロジェクトは、人も、自然も、動物も、みんなが豊かになる未来へと向かう。

永続的な発展

SDGsのSは、サスティナブルのS。“持続可能な”と訳されるサスティナブルと、あがらとが掲げる”永続的な発展”の違いはなんでしょうか? あがらとの考える”永続的発展”のポイントは、大きく2つ。”永続性”、つまり終わりなく続いていくことと、”発展”、すなわち変化・成長しながらこれを成すことです。
例えば食用バラの事業を考えるとき、持続可能性を考えるだけなら、農薬・化学肥料・動物性肥料を使わず、土を痩せさせない農法を選択すれば十分でしょう。土が痩せなければ、持続的に良質な薔薇を育てていくことができます。環境へ悪影響を与えることもないですし、資源を搾取することもありません。
一方、あがらとでは、竹を使ったハウスや瓦を利用した水路など、“もし薔薇の事業をやめたとしても”自然に還せるものを使うという選択をします。竹材の活用を広めて、放棄竹林が問題となっている昨今の状況を改善することを試み、高齢化率52%を超える村で事業を行いながら、村そのものの永続的発展も共に実現できるように頭をひねります。
世の中は変化します。今必要なものがずっと必要とされるかはわからないし、ましてや100年200年後にどうなっているかなんて、誰にもわかりません。そのため、続けることも、やめることも、可能にしておきます。そして企業として、”永続的発展を成す”というDNAを受け継ぐのです。

人も、自然も、動物も

永続的な発展においては、自然や動物といった、人以外のファクターも非常に重要です。 人が手にするものはすべて、元を辿れば自然の中からやってきています。食品や衣類だけでなく、スマートフォンやPC、車でさえも。なぜなら人は、物質的にゼロから有を生むことはできないのですから。
それゆえに、仮に人が人の永続性だけを考えたとしても、自然が多様性に富み豊かであり続けることは欠かせません。自然を彩る動物や植物や昆虫、微生物に至るまで、あらゆる生命の永続性なくして、人の永続性は実現しえないでしょう。人の発展に不可欠な資源を、自然は与え続けてくれます。
では、人だけではなく、もっと広い視野で考えてみたらどうでしょうか?元来、自然界というのは永続性の塊でした。これは、同じ状態が続く、という意味ではありません。変化に富み、柔軟で、しかし絶対に失われない存在、それが自然のあり様だったのです。
しかし、人は自然に干渉し過ぎました。失われた自然が再生する暇を与えず、消費し続けてしまいました。結果生まれたのは、永続性の崩壊です。 自然が永続性を持つということは、元の姿を取り戻すということ。壊してしまったものを元に戻すために尽力する、それはしごく当然のことのように思います。

100年後・200年後に伝え紡ぐ

100年後、世の中はどうなっているでしょう。少し想像してみてください。ちなみに、今からおよそ100年前の大正中期は、万年筆やチョコレート、カルピスが発売された頃。手動の信号がようやく導入された、自動車の黎明期でもあります。
今黎明期を迎えているものと言えば、AIやIoTがそれでしょうか。では、100年後、何がその座に座っているでしょう? そういわれても、想像するのはなかなか難しいと思います。100年前には、AIやIoTはおろか、インターネットの誕生すら予期することはできなかったに違いありません。今日の私たちにもまた、それは不可能なことです。
一方で、チョコレートやカルピスといった“概念”は今も残っています。パッケージや値段、味も変わったのかもしれませんが、チョコレートやカルピスのなんたるか、という根本の部分は受け継がれているでしょう。
100年後・200年後にも残るのは、こうした”概念”や”思想”のような、形のないものだと思います。その頃には、あがらとが送り出すのはDew Roseではなくなっているかもしれません。けれど、想いを伝え紡ぎ、その時代に合った”永続的発展”のためのアクションをとる”あがらと”があり続けるように、私たちは行動を選択し、土台を作り上げていくのです。